学力は両親の共働き、共稼ぎに影響するのか?

子どもの学力を考慮した住まい

2020.12.18

writer
IROHA.IE

親子揃って家の中で過ごす時間というのは、子どもが成長していく上でとても大切な時間ですが、夫婦で共働きという家庭環境が一般的となってきている現代社会では、帰宅時間が両親共に19時を過ぎることも多く、昔と比べて明らかに子どもと過ごす時間が少なくなっています。このような共稼ぎ夫婦が多い現代で、家の中で子どもが意欲的に学力の向上に努めることができる環境というのは、親の立場からすると気になるところです。

文部科学省の調査によると、子どもの学力低下の原因となっているのは「仕事や家庭外での活動を行う母親の増加」と回答した人の割合が25.7%となっています。この統計から4人に1人は子どもの学力低下は夫婦で共稼ぎという家庭環境に原因があると感じています。共働きの夫婦は、専業主婦(主夫)の家庭と比べ、子どもと過ごす時間が少ないことが、子どもの学力低下の原因では?と悩まれている家庭も多くあります。

◆参考:https://www.mext.go.jp/component/b_menu/shingi/toushin/__icsFiles/afieldfile/2014/04/14/1346748_006.pdf

夫婦で共稼ぎの家庭場合で、子どもと過ごす時間が減る事により、具体的にどのような原因から学力の低下が起こっているのかに注目し、共働き夫婦の家庭の場合、どのようにすることで両親が学力低下を心配する事が無くなるのかをみていきましょう。

目次

共働きの家庭で学力低下が起こっている原因

一般的な共働きの家庭の場合、子どもが学校から家に帰っても家には仕事で両親が居ないため、親の監視の目が無い時間が専業主婦(主夫)に比べて多くなります。親の監視の目がないことで、子どもは自由に過ごせる時間が多くなるため、勉強を後回しにしてテレビゲームやYouTubeなどの遊びを優先してしまいます。そのため、子どもが学習時間を取ることが出来ず、学校で学んだことを深く理解することができないということが習慣化されやすくなります。また、勉強をしていても分からないところを直ぐに聞くことが出来ないという勉強方法にも原因があるため、まずは子どもの学習時間を増やすために、親が勉強のやり方を教え、子どもが勉強をやりたいと思える環境を整えてあげることが理想です。しかし、なかなかそこまでの時間や手間が取れないのも実情としてあります。そこで、できるのが「まずは声かけコミュニケーション」です。一緒に明日の準備をする、子供がやった宿題を親がちゃんとやってあるかどうかだけ宿題リストに沿っているかチェックする、そういった確認をするというコミュニケーションの方法が有効です。ちゃんと全部そろえることができたら「宿題が今日もちゃんとできたね」と認めてあげることで、モチベーションが下がりません。また、親からの確認が入ることで子どもも宿題を無視することができなくなります。

親が家庭学習の3つの目的を理解する

両親が共働きの家庭で子どもの学力低下を起こらないようにするためには、親が自宅学習についての目的を理解することも重要になります。

学校から出される宿題には以下の3つの目的があり、

①学校学習の強化・・・自宅に帰っての復習・予習の習慣

②責任力を養う・・・・計画的に学習を進め、提出期限を守ること

③親との自宅教育・・・親とのコミュニケーションと、親から勉強のやり方を教えてもらうこと

この3つの目的の中で共働きの夫婦で子どもの学力低下が起こっている場合の多くが、3つ目の「親との自宅教育」が出来ていないことが多いです。仕事から帰って宿題をチェックし、一緒になって取り組んであげることで、問題が理解でき、解ける事に対して楽しさを感じ、学習する事に前向きな習慣が出来ていきます。

単に学習時間を確保することは子どもの学力向上には繋がらない

「学校から帰ったら一人で1時間勉強をするように」と自主学習の時間を義務付けているご家庭も多いと思いますが、学習時間を確保したからといって学力向上に繋がるとは限りません。

例えば、自主学習を義務付けられている子どもが、その日の学校の授業で理解できなかった所があったとします。子どもからすると分からないところを親に聞いて勉強をしたいにも関わらず、それが出来ないため問題解決がされていない状態で、強制的に学習時間だけが与えられている状態となっています。大人でも同じですが、やり方が分かった状態で行う仕事と、そうでない場合では同じ時間でも仕事の質は異なります。同様に単に学習時間を確保するだけではなく、質の高い勉強を行うことで、はじめて費やした時間に対して学力の向上が見込めるということになります。

このように子ども自身が勉強のやり方がわからないという事は親が意外と見落としがちなポイントで、子どもからするとこの環境での1時間の学習は苦痛でしかありません。そのため、共働きの場合も日頃から親が勉強のやり方を教え、予習をすることも必要です。この習慣をつける事で、子どもが積極的に学習を楽しめるようなり、わからなかったポイントは1日5分など短い時間で親と一緒に学習することを継続し始めると、学習の理解を深める事ができ、もっと知りたい、もっと学びたいという心理が働くため、子どもが積極的に学力向上に努め、学習時間が伸びていくという習慣ができていきます。

家づくりに取り入れたい、子どもの学習を助けるアイデア

家を建てる時にあらかじめ子どもの学習と家事などの両立を助けるための間取りや、工夫を取り入れておくことがのちの親子の労力に大きな影響を与えます。せっかく家づくりを検討するなら、考えてみるのがいいですね。

アイデア①…リビング学習コーナーを設ける:親もテレワークなどで活用ができ、親子や兄弟で並んで作業ができるようにするのもいいですね。子どもが大きくなって自室を使うようになっても活用ができるスペースです。

アイデア②…プリントポストやインフォメーションボードの設置:子どもが持って帰ってきたプリント類を帰宅してすぐに置く場所を作ってあげることで紛失や出しそびれをしにくくさせます。子供が全部放り込んだものについて親が仕分けするというルールであれば、親もチェックするという工程が発生するため、情報の漏れが少なくなります。

アイデア③…ランドセルラック:子どもの年齢が小さいうちは、自室は遊び場にしてリビングで全てを完結できるような暮らし方も。子供の学用品が収まる収納をリビングの学習コーナー付近に設えることで子どもの学校の準備がはかどります。親もチェックしやすい!子どもが大きくなって自室を使うようになれば、親がシェルフなどを使えばリビング内に書斎ができあがります。

まとめ

共働きの夫婦の場合は、子どもの学力低下で悩まないようにするためには、子どもに勉強を楽しんでもらうためのきっかけ作りには、専業主婦よりも積極的・計画的に子どもの学習をサポートしていく必要があります。共稼ぎの世帯の場合、日頃の仕事をしながらの子育ては大変なものですが、仕事から帰宅した際も少しの時間からでも、家でのコミュニケーションの一環として、勉強をみてあげることは、子どもの悩みが減るきっかけでもあり、学力低下を防ぐためのポイントです。子どもとのコミュニケーションは日頃から大切にして、親は計画的に学習するためのサポートに注力すれば、学力低下で悩むことも減ります。親子がコミュニケーションを取りやすいように意識をする事で、子どもが楽しんで学べる家という意識で家づくりを考えていくことができるのです。

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