家づくりの前に知っておきたい!快適に暮らすための高気密・高断熱・換気について
2022.06.24
writer
IROHA.IE
目次
家づくりの前に知っておきたい!快適に暮らすための高気密・高断熱・換気について
家づくりを進めるにあたって快適に暮らすことはどの家庭においても優先順位が高いことであると思います。そこで快適に暮らしていくために必要な性能・設備というのはどのようなものかと考えた際に一番に思い浮かぶのが、家の中の室内温度の快適さでは無いでしょうか?
室内温度を快適にするためには、高気密・高断熱・換気といった3つのポイントを抑えておくことが大切になります。
頭では何となく言葉の意味はわかっていても、実際にはどんなものなのか知らない人も多く、快適に暮らしていくために本当に必要なのか?と疑問を持たれている方もいるかと思います。
そこで今回は高気密・高断熱住宅・換気についてどんな役割や機能があるのかを知り、家づくりにおいてのメリット・デメリットまでを解説していきます。
注文住宅に求められている設備No.1は高気密・高断熱!
全国2500人を対象とした国土交通省のアンケート調査では、注文住宅習得世帯の住宅設備の選択理由として、「高気密・高断熱住宅だから」が59.1%、次に「住宅のデザインが気に入ったから」が55.4%、「火災・地震・水害などへの安全性が高いから」が51.7%となっていて、この結果をみると住宅設備において1番優先されているポイントは、住宅性能であり、暮らしの快適性に繋がる室内温度への関心が高いことが読み取れます。では高気密・高断熱住宅というのはどのようなものなのかをみていきましょう。
平成30年度 住 宅 市 場 動 向 調 査 ~調査結果の概要~ 国土交通省 住宅局
高気密・高断熱住宅について
高気密住宅
窓枠や、床、天井、壁などと外部との隙間が少ないことで、気密性に優れている住宅のことを指します。一昔前の日本家屋などではこのような外部との隙間が多かったこともあり、外気が室内に入りやすくなっていたため、部屋の温度が季節の変化に影響しやすい点がありました。
ですが、高気密住宅では、外部との隙間ができないように、精度の高い建築材や気密テープ、防湿シートや断熱材を使用することによって、外気が部屋の中へ侵入しないような工夫をしているんです。
高気密住宅を採用することで、室内で使用するエアコンや暖房器具によって快適な温度に調整された空気を外に逃すことが無くなるため、無駄な電力を使用せずに済むため、省エネ効果を実現することができます。
高断熱住宅
住宅会社によって若干の性能や定義の異なりはありますが、一般的には断熱性の高い窓を使用したり、外壁と内壁の間に断熱材を使用することで、家自体の断熱性を高めた住宅のことを指しています。
断熱は暖かい空気や冷たい空気が伝わりにくい状態にすることを言いますが、高断熱住宅では室内と屋外の熱移動を少なくすることを指していることが多いです。
そのため高断熱住宅の場合、夏の暑い時期であっても部屋の中は外の空気の影響を受けにくく、涼しい状態を保つことができたり、冬の寒い時期に室内で温めた空気が外に漏れないようにといったことが可能となり、部屋の温度を快適な状態に保つことが可能となり、高気密住宅と同様に光熱費の削減にも役立つんです。
換気について
換気システムだけに頼る換気はしないこと!
高気密・高断熱住宅を検討する際に気をつけなければならない点が、換気についてです。高気密・高断熱の住宅というのは、空気が滞留しやすくなっていて、新築で使用する建材や家具などから発生する化学物質などによって空気が汚れやすくなってしまいます。
それに加えて気密性が高いと、外気温と室温との差が大きくなり、窓が結露しやすくなってしまい、気付いたらカビが生えていたなんてことも。
そのため換気が十分で無い住宅だと、建材や家具による化学物質や、結露での空気の汚れによって、シックハウス症候群やハウスダストアレルギーなどといった健康被害を引き起こしてしまいます。
高気密・高断熱住宅においては、換気システムで全館空調や第一種換気を採用することや、換気をしやすい風通しの良い家にしておく必要があります。
また、換気システムだけに頼らない風通しの良さがあるとよりシックハウス症候群などの健康被害に遭いづらい家となるため、おすすめです。窓の位置や開け方、空気の通り方を意識することで、効率よく換気が行える工夫を持っておくことで、快適に暮らせる家となるようにしましょう。
まとめ
今回は家づくりの前に知っておくべき、家の中で快適に暮らすための3つのポイントについてご紹介していきました。高気密・高断熱住宅といった性能は家の中で快適に暮らすためには重要なポイントであるのですが、同時に換気についても理解しておかなければ、本当に快適な暮らしというのは実現できません。温度だけでなく、空気についても注意を払って家づくりを考えていくことで、家族みんなが健康にいつも快適に暮らせるように意識していきましょう。
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