新築入居後に分かった暮らしの利便性が悪くなった失敗・アイデア

新築入居後に分かった暮らしの利便性が悪くなった失敗・アイデア

家づくりをした後になってから「こうしておけばよかった」と後悔することは誰しもが避けたいことだと思いますが、特に住宅設備やインテリアを選ぶ際には、表面的なメリットに気を取られてしまいやすく、理解していても実際に住みはじめてみるとデメリットの方が大きかったなんてことが起こりやすいんです。

こういった後悔を避けるためには事前にデメリットだけでなく、住み始める前からどのようにデメリットの対処をするのかまでを考えておかなければなりません。

今回はそんな家づくり後に実際に後悔した失敗談や、後悔しないために実践するべきアイデアをご紹介していきます。

見た目の良さで壁掛けテレビを選んだが、テレビの位置の変更ができない

壁掛けテレビはリビングなどの見た目がスッキリとすることで、憧れる方も多いかと思いますが、壁に固定するため、テレビの向きを変えることはできても、高さや設置する場所を変えることができないといったデメリットがあります。

生活する前に設定した高さより低い方がいい、もう少し右にテレビがあると見やすいのになどと、固定する位置が気になってしまうことや、リビングの模様替えをしようと思っても、固定されたテレビの位置を中心に考えなければならないため、あまり大きな変化が起こらないんです。

また将来的なテレビの買い替え時に、同様のメーカーのものでなければ取り付けができなかったりと制限も出るため、将来的なテレビの買い替えなどで問題が起こりやすいところでもあります。

そのため、壁掛けテレビを設置する際には、きちんと高さや位置、将来的な使い方までを踏まえて検討していく必要があります。

換気扇や通気口のフィルター掃除の手間

外の空気を循環したり、室内の汚れた空気を外へ排出してくれる換気扇や通気口は、汚れやすく手入れの手間もかかる箇所となります。こういった細かいところは後回しにしがちになるため、入居時にはあまり気に留めづらい箇所でもあり、そのままにしておいたら、気がついた時には真っ黒に汚れてしまったなんてことにもなりやすい箇所でもあります。

そのため、入居時から換気扇や通気口などの汚れた空気や外気が入るような場所にはフィルターの設置をするように事前に対処しておくことがおすすめです。

フィルターを設置しておくだけで油汚れや、汚れた空気が内部に入ることを防げるため、フィルターが汚れたら交換するだけでよくなるため掃除の手間も省けますし、なにより綺麗な状態をいつまでも保つことができます。最近では100円均一などでも販売されているものもあり、意外と手軽におこなえるため、是非取り入れていきたいポイントです。

家具の移動の際のフローリング傷

綺麗な家はやはり快適さも高まり、暮らしが豊かになるため、新築入居後はいつまでも綺麗に住みたいと思われるはずです。ですが、新築入居後によくあるのがテーブルや、椅子などの家具の移動を想定していない家庭です。こういったケースの多くが、新築時の早い段階でフローリングが傷だらけになってしまい、結局そのまま暮らしてしまい、快適さが失われていく家になっていくことです。

これは入居時や家具購入時に家具の移動時にフローリングに傷がつかないような対処方法を考えていないことが原因で、きちんとチェアソックスや、ダイニングマットなどを入居時までに用意しておくことが大切です。

インテリア・家電までを考えていないコンセントの配置

コンセントの数は多くなればなるほど、設備の費用も高くなることや、見た目も悪くなるため、なるべく最小限で留めたいと考えるのが一般的です。

ですが、コンセントの差し込み口もインテリアや家電までを想定して考えておかなければ、利便性がよい暮らしにはなりません。例えば、ダイニングテーブルでみんなでホットプレートで料理を楽しみながら食事をしたいと思っても、近くにコンセントの差し込み口が無かったり、ワイヤレス掃除機を購入しても、収納箇所にコンセントを用意していなかったり。こういったことでは手間のかかる暮らしになってしまい、後悔しやすくなってしまいます。家づくりの段階からどういう暮らしをするのかまでを考え、コンセントの配置を計画するようにしましょう。

まとめ

便利で暮らしやすい生活をしていくためには、実際にそこに住んでいるような感覚を持ちながら家づくりをしていくことが大切で、将来的な使い方や計画、またインテリアや家電が頭に入っていない状態で家づくりをすすめてしまうと、今回ご紹介したような後悔が起こりやすい家となってしまい、結果的に生活で不便に感じてしまう箇所が多くなってしまいます。

設備やインテリアを選ぶ際は、どのように使うと快適なのかといった点までを考えるのと同時にデメリットについての対処もできるようにしていき、よりよい暮らしができるようにしていきましょう。