子育て世帯の家づくりにおいてのダメなお金の使い方
2021.09.02
writer
IROHA.IE
目次
子育て世帯の家づくりにおいてのダメなお金の使い方
家を建てることは、多くの家庭が初めての経験となるため、どのように進めて行くのが良いか分からないことが多く、その都度情報集取されることがあるかと思います。
特に賃貸住宅で子育てをしている家庭においては毎月の家賃の支払いを住宅ローンに充てた方が、将来的なコストを抑えられることから早く家を建てたいと思っている家庭も多いかと思います。子どもがいる家庭で家づくりをしていく場合、分からない所を焦って決めてしまうことは、家を建てた後の生活で後悔することとなり、不満ばかりが溜まり、家を建てたことすら後悔することもあります。
今回は子育て世帯の家づくりにおいてダメなお金の使い方をみていくことで、自分たちの家づくりで不安や後悔のない家づくりをしていけるようにしていきましょう。
子どもの成長から家づくりを考えていない
住宅設備のグレードをあげることは、月々の住宅ローンの支払いが数千円増えることでもありますが、そのことを軽視していると実際に家を建てた時に後悔しやすいです。まず自分たちの家庭ではいくら払えるのかという予算を詳細まで決め、その後、本当に自分の家庭に必要なものは何かということを子どもの将来までを見据えて選んでいく必要があります。
子育てにおいては生活のしやすさや、居心地の良さを重視することが大切ですが、子ども部屋に床暖房を設置すると、将来子どもが家を出て行った際に不要となることが想定できますし、子供部屋が快適になりすぎると、子どもが部屋から出てこないことで、リビングに集まりづらい家にもなります。無駄なポイントにはお金をかけず、本当に必要なポイントを夫婦で話し合い、総額でいくらということを決めてから子育てしやすい家づくりをしていくことが大切です。
教育費のことまで考えていない
住宅ローンの支払いを毎月の支払いがギリギリで家を建ててしまうと、月々の支払いだけで一杯いっぱいな生活となってしまい、子どもが幼稚園、小学校と進学するにつれてかかってくる教育費が家計の負担となり、住宅ローンの支払いが困難となるケースがあります。前回お送りした「子育て世代の住宅購入費とはいくらぐらい必要なのか?」を参考に自分たちの家庭をどのようにしていくか夫婦で話し合いながら、家づくりをしていくことで、将来までを考えてライフプランを計画していくことが大切です。
後で変えることのできない仕様を理解していない
子どもが一人の家庭で家を建てる際に、子供部屋を1つだけ設計していて、後に子どもが増えた際に子供部屋の間仕切りを用意していなかったため、結局1部屋を2人で使うこととなり、子どもが大きくなってからプライバシーな空間を確保できなかったといったケースです。
将来的に子供部屋の間仕切りできるようにしておくことで、家を建てた後に子どもが増える場合も部屋を分けて使うことができますが、間仕切りをつけていなかった場合、子ども部屋を分けて与えてあげられません。このように将来的な可能性も踏まえた上で家づくりをしておくことで、後のライフスタイルの変化にも柔軟に対応できる家となるため、満足度が高くなります。
このように、変えることができない仕様は、後になってから後悔することが多く、変えようと思ったタイミングではどうにもならないことが多く、変えることができたとしても、通常より高い費用がかかってくるケースが多いです。どこを変えることができて、どこは後で変更することが難しいのかを把握し、10年、20年先までを見据えて、家づくりをしていくことが大切です。
デザインに凝りすぎて、子どもにとっての使い勝手が悪い
家のデザインにこだわることは家づくりにおいて大きな楽しみでもありますが、見た目ばかりを考えすぎてしまうことで、子どもが生活した時のことを考えておらず、階段やお風呂場や、ドアなど子どもにとって危険な場所が多くなり、怪我をしないように気をつけることに手がかかってしまい、お金をかけるポイントを間違えたと後悔してしまうというケースです。デザインも大切ですが、子どもが階段から転倒することや、ドアで挟んで指が折れるなどのリスクを考えることができるかどうかは、リスク回避にも繋がります。子どもがいる家庭では、デザインとのバランスを考えながら家づくりをしていく必要があります。
まとめ
どんなご家族も初めての家づくりは不安を抱えながら行うものですが、家を検討する前に一般的な相場金額を知った上で、自分たちに必要な住宅を選んでいく必要があり、事前準備が疎かになってしまうことが、後に子どもができてからライフプランの変化が起きた時に対応することができず、後悔となってしまうケースが多いです。事前に下調べと、自分たちの暮らしを決めている家庭はスムーズに家づくりが進み、購入後も満足している家庭が多いように感じます。これから家づくりをしていく方々は、子どもの成長までを考えて家づくりを行い、無駄なお金の使い方をしないようにしていきましょう。
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