性格や成長に合わせた子供部屋での学習
2021.02.18
writer
IROHA.IE
子どもの学力向上のメリットから考えると、学習場所はリビングでの学習が一般的ではありますが、子どもの性格や成長によっては子供部屋で学習する方が良いケースもあります。
子どもが自立していて勉強のやり方が分かっていれば、集中が出来る環境を与えてあげるために、子ども部屋での学習を取り入れることを検討する必要があります。特に女の子は精神年齢が高いため、小学校高学年程度になると、煩雑なリビングで学習するよりも静かな場所で一人でやりたいという気持ちが強くなり、リビングでの学習を嫌がる場合があります。
子供部屋を学習スペースとする場合、どのような点に気をつけ、どのようなレイアウトで配置することで、学力の向上が期待できるのかという点に注目していきましょう。
目次
子供部屋での学習で気を付けること
子供部屋で学習をさせる場合、一人で勉強をすることになるため、子どもの宿題の進捗や勉強でわからない箇所があった場合、子どもから自然と会話が生まれるリビング学習と比べて、コミュニケーションが図りにくくなってしまうため、親が子どもに対して積極的な声かけをする必要があります。また、一人になってしまうことで親の監視が無くなるため、自己管理ができず学習時間が減るといったデメリットも考えられます。子どもに対しての声かけを意識しておかなければ、家族間のコミュニケーションは減り、子どもの学力にも影響を与えることとなるため、考えもなく子供部屋での学習環境を作ることは気をつける必要があります。
リビングと子供部屋に学習机を置くことや、子どもの成長にあわせて、幼少期はリビング学習、中学生になってからは子供部屋で学習といった分け方をしてあげることで、変化に合わせてあげましょう。
子供部屋で注意すべき間取りの広さ
家を建てる際、一般的に子供部屋の間取りの広さは6畳程にすることが多く、他には、4.5畳、5畳、5.5畳、8畳といった間取りが多くみられます。しかし基準を持って広さを決めている家庭は少なく、ある程度感覚的に決めている家庭が多いようです。
子供部屋の間取りを適正なサイズに決めるためには、どのようなレイアウトで家具を配置するのかという所までイメージを持っておくことが大切です。一般的な6畳の子供部屋の場合、勉強と寝るための空間であれば、子どもにとっては十分な広さです。しかし、部屋が広すぎて将来的に物が増えやすくなるため、気が散りやすいといったデメリットもあります。この場合、子供部屋を少しコンパクトなサイズにすることで対応することができます。また、他の間取りにあてることもできるため、一度レイアウトまでイメージすることは将来家族の生活にとっても大切なことです。
では、どのような子供部屋の環境で学習すると子どもが集中して、学力の向上に取り組めるのかをみていきましょう。
机の上に必要な物以外置かない
集中力を上げるには、なるべく無駄な情報が入らないような空間であることが大切です。特に勉強机の上というのは、子どもにとっての自由なスペースとして使うこととなるため、最初は散らかりやすいのが特徴です。子どもにはこまめに整理・整頓、掃除を促し、物を置かないような習慣作りを一緒に行っていく必要があります。細かな所ですが、初歩的な所から気をつけておかなければ、子どもの勉強意欲は下がり、学力低下に繋がってしまうため、注意が必要です。
壁の前に机を置かない・椅子座った際は入り口に背を向けない
子供部屋で学習をする場合、目の前に壁があると空間に圧迫感を感じるため、勉強に集中しづらい環境となり学力低下が起きやすくなります。圧迫感を減らす工夫として、学習机は椅子が壁に背を向けるように配置することがで、集中して学習に取り組むことできます。また、人は背後に気配を感じるような間取りだと後ろに気が向いてしまうため、落ち着いて物事に取り組むことが出来ず、あまりおすすめ出来ません。入り口に向いて座るようにすることで、集中しやすい環境を作り出すことができます。おすすめなのは、部屋の角に空間を作り、机を配置することで、2面の壁面を利用でき、部屋の全てが視界に入るため、気が散ることなく、集中力を高めることができます。
まとめ
子供部屋で学習をする場合、ある程度、子どもが自立してから勉強のやり方が分かった所で、学習させてあげるように促し、コミュニケーションや学習時間が減らないように、親が工夫してあげる必要があります。また子供部屋の間取りは、家づくりの段階から必要最低限で家具の配置やレイアウトまでを計画し、自分の家庭にはどのくらいの広さが必要なのかを理解しておくことで、子どもが集中して勉強できる環境ができるため学力低下が起にくくなります。家づくりの段階から子どもの環境は作られているので、将来まで意識して取り組んでいきましょう。
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