不登校・引きこもりにならない子供部屋のポイント4選

コミュニケーションを育む住まい

2020.10.19

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IROHA.IE

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現在、日本全国で60万人近くいるとされている「ひきこもり」その原因は様々ですが、多くは、親子・夫婦間のコミュニケーション不足と、子供部屋のつくりに原因があることが多いです。親子間・夫婦間でのコミュニケーションは日頃の子育てから親が意識していく必要がありますが、子供部屋のつくりという点においては、家づくりの段階から子どもが引きこもりになりにくい部屋にするポイントを知っておくことで改善することができます。まずはどのような原因で親子・夫婦間コミュニケーションが減ってしまうのかを知り、子どもが引きこもりにくい子供部屋のポイントをみていきましょう。

参照:日本経済新聞

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO43067040Z20C19A3CR0000/

目次

不登校やひきこもりの原因

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子どもの不登校や引きこもりは、今まで子育てをしてきた親に気持ちをわかってほしいというサインです。学校で何か嫌なことがあったとしても、子どもからは言いにくかったり、うまく言葉にできないことに多くの原因はあります。子どもが「学校に行きたくない」といった時に怒るのではなく、「どうして行きたくないの?」などと疑問を投げかけてあげることでコミュニケーションを取り、問題を言葉にしていくことが必要になります。また、子どもは親が思っている以上に夫婦関係に敏感で、子どもの前では夫婦仲良くふるまっていたとして、実は冷戦状態である場合も意外と察知して、夫婦関係をどうにかしたいと考え、不登校やひきこもりになることもあります。子どもの様子がいつもと違うと気がついたら、親子・夫婦でしっかりと話し合う場を設けましょう。

①子供部屋を広くしすぎない

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自分の部屋が広いと自分の好きな物を好きな所にいろいろな物をおく事ができるため、勉強や趣味に没頭できるため、子どもにとってはどんどん居心地がよくなり、自分の部屋から外に出ようという意識になりにくくなってしまいます。勉強や趣味で部屋に籠もり、集中して作業をすることも必要ですが、必要以上に部屋を広くすることは不登校・引きこもりのキッカケになってしまいます。子供部屋はなるべく必要最低限のコンパクトな空間にし、リラックスし過ぎる場所にせず、疲れた時はリビングでくつろげるような間取りというのを意識することが大切になります。

②子供部屋のカギがかからないようにする

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子どもの心理として、自分の部屋にカギがあることが分かると、親に何をしているか見られたくない時にはカギをかけようという心理になります。考えてみれば、至って普通のことですが、意外と家づくりの時に「子ども部屋のカギはあった方が良いだろう」などとぼんやりとした理由でカギをつけてしまうと、将来的に子どもが大きくなった時に引きこもりやすくなってしまいます。子供部屋のカギについては明確な理由がない限りはつけない方が不登校・引きこもりのリスクを低くすることができるのです。

TVジャックやWi-Fiルーターを子供部屋につけない

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子供部屋でTVを見れないように、Wi-Fiを子供部屋に繋げないように家づくりの段階から設計しておくと、何かテレビを観たい時はリビングまで来るような習慣になっているだけでも、引きこもりになりにくくなります。またWi-Fiを子供部屋で繋がらないようにしておく事で、子どもがスマートフォンでSNSやYouTubeを閲覧する際もリビングまで降りないと接続が安定しないという環境を作っておけば、外に出やすくなり、コミュニケーションは増えるようになります。

④玄関からリビングを通過する部屋にする

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子どもが家に帰って来た時にも、玄関からすぐに自分の部屋にいけるような間取りだと、親子で顔を合わせなくてもよくなる為、コミュニケーションを取る機会も少なくなってしまいます。間取りを設計するときに夫婦の導線ばかりを気にしてしまい、意外と将来の子どものことまで考えられていなかったというケースでこのようなことが起こりやすく、子どもの事を考えると必ずリビングを通過してから部屋に行くような間取りにする事で、子どもが家に帰った際に必ず親と顔を合わせてから自分の部屋に行くため、そこで親から話すというのが、いちばん理想的ではありますが、話せなかった場合にも子どもの表情を感じる事ができるため、コミュニケーションを取りやすくなります。

まとめ

引きこもりになりにくい子供部屋というのは、家づくりの段階から子どもとのコミュニケーションの頻度を高める工夫が必要になります。親が知識なく、何となしに家づくりをすることや、子どもの快適さばかりを考えてしまうと、結果的に子どもは子供部屋に全てが揃っていて、誰にも邪魔されることの無い快適な空間となるため、コミュニケーションの機会が減り、引きこもりが起こりやすくなってしまいます。子どもに自分の部屋の不自由さを感じ、リビングにあつまるような家にすることで、家族間のコミュニケーションも増え、子どものコミュニケーション能力も高まっていくのです。

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