創造性豊かにテレワークをするために家づくりで必要なもの

創造性豊かにテレワークをするために家づくりで必要なもの

ITテクノロジーの発達で、AIなどが業務効率化に貢献するようにになり、多くの仕事がコンピューターが自動で行える時代になっていることで、テレワークや在宅勤務といった新しい働き方が定着しつつあり、時代の変化が感じられます。家づくりにおいてもこのような時代の流れを把握し、先を見据えて家づくりを行うことで永きに亘って、満足できる家となります。

テレワークが企業に定着し、なんでもAIが行ってくれる時代となると、これからの時代に必要になってくる仕事というのは知的作業ではなく、人間にしかできない「創造性」を高めていくことが必要となります。そこで今回はテレワークが普及している今の時代において、在宅ワークで創造性を高めるためにはどんな工夫を凝らした家づくりが必要なのか見ていきましょう。

創造力を掻き立てるために必要なものとは？

創造力というのは周囲からの刺激を得ることで高まることが多く、逆に何も刺激がない場所では創造力は高まりにくいです。ですが、逆に外的刺激が大きすぎるのも仕事への影響をきたしてしまうこととなるため、環境づくりには注意が必要です。中でも創造力と深い関係を持つと言われている視覚は、人間が感じる刺激の中で大きな割合を占めています。創造力を掻き立てるための外的要素がわかったところで、家づくりにおいてテレワークでの創造力を高めるためにはどのような刺激を視覚的に与えるのかを見ていきましょう。

周囲の色で創造力は変わる

芝浦工業大学の研究によると、色が創造力に影響を及ぼすことが明らかになっています。綿密性では「青色」、独創性、創造性では「緑色」といった色が創造力を高めるといったデータが出ていて、色が人間に与える影響の大きさが分かります。

また心理学的においても「緑色」はリフレッシュができ、「青色」は思考に冷静さを与えると言われています。そのため、テレワーク部屋の中に緑を観葉植物などを飾ることや、窓の外に緑を感じられる工夫をすること、青色の壁紙や間接照明・インテリアといったものを意識的に家の中に取り入れることは、創造力を高めることに直接的に関係することとなります。壁紙や照明の色や、窓の外の風景、観葉植物を飾るスペースなどを家づくりの段階からイメージしておくことが必要となります。

芝浦工業大学 学術情報センター｜有彩色光が創造力に及ぼす影響

アート作品を飾るスペースを設ける

視覚的な刺激となる要素の一つとして、インスピレーションを高めてくれるようなアート作品をテレワークをしている部屋に飾ることもテレワークにおいて創造力を高めるための大切なことであると言えます。例えば、仕事中に一息ついた際に自分のお気に入りのアート作品が目に入ることで視覚的な刺激を感じ、創造性が高まることや、気分転換しやすいという側面もあるのです。そのため積極的に自分のお気に入りのアート作品を部屋の中に取り入れ、テレワーク時に見える位置に飾るといった意識を持っておくことも大切です。

家づくりを考え始める段階から自分が使うテレワークスペースのどの位置にアート作品を飾ろうか？といったことを事前にイメージし、そのイメージを膨らませておくことは、創造力を高めるテレワークスペースを作るためにはとても大切なことです。

落ち着ける内装

内装では落ち着いたトーンの壁紙を採用することで、長時間の仕事をした際にも疲れを感じにくくすることに繋がります。リモート会議などを想定し、テレワークでの作業スペースの後ろとなる壁紙はシンプルな壁紙にしておくことで、リモート会議でも背景を気にすることなく仕事を行え、落ち着いた雰囲気が創造力を高めることにも繋がります。仮にWEBカメラを通じてプライベート感のあるものが映るようであれば、ロールカーテンを取り付けると、会議時にはサッと下ろすだけで見えたくない場所を隠すことができ、家の中のプライベートな部分を見せることなく仕事を行うことができます。こういったロールカーテンを使った工夫は、個室タイプのテレワーク部屋だけでなくオープンスペースでも有効的です。

まとめ

このようにテレワークや在宅勤務で創造性を高めるための工夫というのは、家づくりの段階からイメージをして考えいくことが重要で、そのイメージの明瞭さが、家づくり後の仕事の成果にも影響を及ぼすことになるため、意識をして取り組む事が必要です。これから家づくりをしていく家庭で、現在テレワークが導入されている家庭ではもちろんのことですが、将来的にテレワークが起こりうる可能性のある仕事をされている方は将来を見据えてテレワークがしやすい家づくりを意識し、家づくりをしてみてはいかがでしょうか？