テレワークしやすい家づくりで集中力を高めるために必要なもの

テレワークしやすい家づくりで集中力を高めるために必要なもの

テレワークなどで在宅で仕事をしている方の中には、オフィスでの仕事に比べて中々仕事に集中できないなんてことを悩まれている方は多いと思います。そのため、現在賃貸に住んでいる方などは、家づくりをする際にはテレワークで集中できる家づくりをしたいと考えているのではないでしょうか？

テレワークで集中力が保つ事ができない大きな要因としては、家の中の快適さや、ランニングコストを考えた家づくりが出来ていないからです。

快適さやランニングコストがなぜ集中力を高めるために必要なのか？具体的にテレワークがしやすい家づくりにおいて考えるべきポイントはどういったことなのかを見ていきましょう。

テレワークで在宅時間が長くなり光熱費が高くなっている

在宅での勤務が増加するとそれに伴って電気使用量が増えますが、そこで大きな割合を占めるのが冷暖房費です。1日中快適に過ごすために必要な冷暖房費は、結構な金額になってきます。そのため、家の中にいて冷暖房費が毎月負担に感じるような家では、なかなか快適に仕事ができる環境とは言えません。

ポート株式会社の調査によると、在宅勤務で月々の通信費・光熱費の状況については、「増えた」と回答した方が67.7%、「変わらない」が32.3%となり、テレワークで業務する場所がオフィスから自宅となったことで、インターネット通信費や電気・水道代といったコストが増加しているようです。月々の費用がどれくらい増えたのかという質問に対しては、5,000円未満という人が60.7%で最も多く、次に1,000円未満が33.2%となっていて、中には、10,000円以上という方も0.9%ながらおられます。

参考：ポート株式会社(マネット編集部)

高断熱・高気密住宅は光熱費のランニングコストを抑え、快適にテレワークを行うことができる

テレワークでは業務を家の中で行うため在宅時間が長くなるため、光熱費のランニングコストが高くなることを理解した上で家づくりをしていくことで、更にお得に快適にテレワークできるようになります。

高断熱・高気密住宅にすることで、家づくりの際の初期導入コストは高くなってしまいますが、家の中の温度を冷暖房が無くてもある程度、春夏秋冬を快適にすることができるので、毎月の冷暖房費を抑える事ができます。

住む場所や気温の体感に個人差はありますが、冷房を一度も使わず真夏を過ごすことができたなんて家庭も実際にあります。

毎月の冷暖房費が安くなることで、長い目で見ると高断熱・高気密にした方がトータルでのコストを抑え、かつ快適に家の中でテレワークすることができる様になります。

高断熱・高気密住宅はテレワークで必要な防音性も高まる

テレワークにおいては、WEB会議などの打ち合わせの際や、パソコンでの作業中に家族の声が聞こえて気が散ってしまい、仕事に集中できないなんていう経験はありませんか？

家族の声などで職場の人とのコミュニケーションが遮られると、家の中で家族にストレスを感じながら仕事をすることにもなり兼ねません。

ですが、高断熱・高気密住宅にすることで、壁・窓の隙間がより少なくなるため、部屋自体の防音性を高めることができ、仕事に集中しやすい環境を作ることにも繋がります。

このようにテレワークで集中力を高めるためには、実際に仕事をしている環境までもイメージし、起こりうる可能性に対策をとっていくことが必要となります。

換気対策も考えよう

テレワークにおいての集中力を高める為に高断熱・高気密住宅はとてもメリットが大きいのですが、メリットだけではなくデメリットも理解しておくことも必要です。

高断熱・高気密住宅となると、外の空気が家の中に入らず、家の中の空気が留まることになるため、空気が悪くなる事があります。

そのため、空気が循環するように、定期的に窓を開けて空気の入れ替えを行うことや、設計時の換気対策を住宅会社と相談しておくことが必要です。

まとめ

高断熱・高気密住宅はテレワークにおいて、ランニングコストを抑え、快適さを得られることで集中力が高まるといった大きなメリットをもたらしてくれることが分かりました。これから家づくりをしていく家庭では、既にテレワークをしている方はもちろん、まだテレワークをしていない方も将来的なことを考えて、テレワークしやすい家づくりを意識して家づくりをしてみてはいかがでしょうか？