家づくりで知っておきたい色彩の考え方
2023.07.06
writer
IROHA.IE
目次
家づくりで知っておきたい色彩の考え方
家づくりを始める際に家のコンセプトが明確になっていないと、インテリアの基本となる家具選びや、部屋の統一感がなくなり、せっかくの家づくりも何か物足りない雰囲気や、理想と異なったイメージのインテリアになってしまいます。そのため、今回は家づくりで基本となる色の使い方や色彩の違いによってどんな心理的な影響を及ぼすのかについてを理解して、自分たちがどういった家づくりをしていくべきなのかに注目していきましょう。
色調が与える3つの心理について知ろう!
①温度の感覚
例えば、青い部屋と赤い部屋のどちらも同じ温度で設定していた場合でも、赤い部屋では暖かく感じられ、青い部屋だと寒く感じられるように、使う色調によって人の温度の感じ方というのは異なります。これは使う色によって暖かさや寒さといった温度の感覚にも影響が出ます。
どういった空間にしたいのかを部屋ごとに考えてから色を決めていくことで、理想的な暮らしを実現していくことができます。
②広さの感覚
暗い色調を使った部屋はすこしこもった雰囲気を感じさせますが、明るい色調を使った部屋では空間が広く感じられるといったように、使う色によっても広さの感覚も異なります。
そのため、住宅で一般的な色合いでもある床材を暗くして、壁・天井を明るくするといった家づくりはインテリアとのバランスを取りやすいオーソドックスなパターンでもあります。
特に古民家風やインダストリアルな雰囲気を感じさせるインテリアを好む方は、こもった感じを感じやすい空間となるため、広さの感覚も意識して色を決めていくと家づくりがもっと理想的なものになるでしょう。
③重さ・硬さの感覚
白いインテリアは軽くて、柔らかい印象を与えることができ、逆に黒いインテリアは重くて、硬い印象を与えることになるため、暗い色と明るい色では重さ・硬さの感覚というのも変わってきます。このことを「色の重軽感」と呼び、無彩色では、白がもっとも軽く、黒がいちばん重いと判断され、灰色は明度によって、その順番が決まってきます。また有彩色(純色)では、赤・青・紫が重く感じられ、緑・橙が中間色、黄・黄緑が軽く感じられます。
高級感を演出したい場所に暗い色を使うことで、インテリアとしての高級感・重厚感が高まるため、重さのバランスも考えて家づくりをしてくと色合いまでも理想通りの家づくりとなるでしょう。
基本的には3つの色で統一する
家づくりやインテリアを考えていく上で、色の配分をどうするとバランスの取れた美しい配色となるのでしょうか?そこで必要となる考え方が、色の配色比率「70:25:5の法則」です。
最も大きな面積を占める色をベースカラー(70%)、インテリアの中心となる色をメインカラー(25%)、インテリアのアクセントとなる色をアクセントカラー(5%)といった配分で、部屋を考えてみましょう。このように色の配色比率を家づくりの段階で決めておくことで、部屋のコンセプトが明確になり、自分たちに必要なインテリアの色で悩むことがなくなります。
それぞれの色の役割と配色の割合について
①ベースカラー(70%)
ベースカラーはインテリアの中で最も大きな面積を占める色となり、メインカラーやアクセントカラーを邪魔しない色にしましょう。家づくりでは床材・壁・天井といった箇所にあたり、無彩色、メインカラーやアクセントカラーの明度を上げたものといった色調を意識するとベースカラーが決まりやすいです。
②メインカラー(25%)
メインカラーはインテリアの中心となる色のことで、ベースカラーとは逆に明度の低いものを使うとインテリアに馴染みやすいです。家づくりにおいては床材・壁・梁・カーテン・クッションカバー・家具といった部分がメインカラーとなり、ベースカラーと似た色を使うことで、まとまりのある印象、補色を使うことでインテリアにメリハリを出すことができます。
③アクセントカラー(5%)
アクセントカラーはメインの色を引き立てたり、空間の中で変化をつける色のことで、ベースカラー、メインカラーだけだと単調になりがちなところに、メリハリをつけることができます。
家づくりにおいては、クッションカバー・絵画やアート作品・ドア枠や窓枠・カウンターなどといった部分的な箇所に色の面積を限定的に使用することで、たとえ強い色合いを使用しても浮いたインテリアになりにくく、目を引くことができ、お気に入りのインテリアなどでアクセントカラーを使用すればバランス良く空間をまとめることができます。
まとめ
今回は家づくりでおしゃれな家づくりやインテリアを考えていくにあたって基本となる、色が与える印象や、色使いの基本的な考え方についてご紹介していきました。
自分たちの家づくりでも今回ご紹介した考え方を是非参考にして、家づくりをしていきましょう。
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