家づくりの時にインテリアで失敗しないために

家づくりの時にインテリアで失敗しないために

家づくりの際、インテリアは大切な要素の一つですが、インテリアは自分好みのものをただ配置してもまとまりのない雰囲気になってしまったり、そもそも間違ったインテリア選びをしてしまうと、家全体の雰囲気を損ねてしまうこともあります。そのため、家づくりにおいてインテリアは家と同じぐらい重要視して考えていくことが必要となります。今回は家づくりの際にどういったインテリアの失敗があるのかを理解して、インテリアで失敗しないためのポイントを紹介していきます。

1. コンセプトが統一されていない

家づくりをしていく際には、自分たちの家のコンセプトを明確に決めることで、インテリアやデザインに統一感のある家づくりができます。仮にコンセプトが統一されていない状態で家づくりがスタートした場合、部屋ごとに異なるスタイルの家具やインテリアを選ぶことがあるため、全体的にバラバラとしたまとまりのない印象の家になってしまいます。

そのため家づくりを始める際にはコンセプトを明確にしておきましょう。例えば、北欧スタイルや和風スタイルなど、自分が好きなスタイルをさまざまな施工事例などの写真を見て決めることが重要です。

2. サイズや形状が合っていない

部屋の広さや形状に合わせた家具やインテリアを選ぶことは非常に重要です。部屋のサイズに合わない大きな家具を選んでしまうと、圧迫感が生じ、空間を狭く感じさせてしまいます。逆に小さい家具を選んでしまうと、部屋の空間に隙間が出来ることで部屋が寂しい印象になってしまいます。

そのため、間取り作成時にサイズを想定しながら家づくりをしていく必要があります。一番理想的なのは、家づくりを始める前のコンセプトが決まった後に家具をどれにするのか決めてから、それに合うサイズの家づくりを行うというのが理想的です。

3. カラーがバラバラで統一感がない

インテリアのカラーは、家全体の雰囲気を左右する重要な要素です。しかし、カラーをバラバラに選んでしまうと、統一感のない空間になってしまいます。インテリアの色合いを調和させ、統一感のある空間を作ることが重要です。そこで必要となるのが、色の配色比率「70：25：5の法則」です。この法則はインテリアのバランスを取っていくためにはとても重要です。最も大きな面積を占める色をベースカラー（70%）、インテリアの中心となる色をメインカラー（25%）、インテリアのアクセントとなる色をアクセントカラー（5%）といった配分で、全体を設計していくことが必要となります。

インテリアにおいての色の選び方については、こちらの記事をご覧ください。

（家づくりで知っておきたい色の考え方）

4. 機能性が悪い

インテリア選びにおいて、よくある失敗が見た目のデザインの良さや、他のインテリアとの調和性だけでインテリアを購入してしまうことです。こういったインテリアの選び方をしてしまうと、結局そのインテリアの機能性が悪かったり、自分に合わなかったりといったことになりかねません。そのため暮らしを充実させるには見た目だけでなく、実際に使ってみた時の機能性も重要です。例えば、ソファーの座面の広さや高さ、クッション性などといった細かいところも検討していく必要があります。

家族のライフスタイルや生活環境に合った家具やインテリアを選ぶことで、快適な生活空間を実現できることや、効率的にスペースを活用することができます。

5. プロに相談しない

インテリア選びで迷った場合は、インテリアのプロに相談することも大切です。インテリアコーディネーターなどの専門家に相談することで、自分では気づかなかったポイントを指摘してもらえたり、さまざまなアドバイスをもらうことができるため、インテリアでの失敗を防ぎ、理想の家づくりができます。これらの失敗を避けるためには、コンセプトを決め、サイズや形状、カラー、機能性を考慮し、プロに相談することが大切です。

まとめ

家づくりで理想的な家をデザインしていくためには、家の間取りや内装、設備だけでなく、インテリアについての知識も必要です。今回ご紹介したインテリアでよくある失敗を知ることで、自分たちの家づくりでも失敗を起こさないようにして、より自分らしく、心地の良い空間を作っていけるようにしましょう。