老後まで健康に暮らせる平屋のメリットとは？

老後まで健康に暮らせる平屋のメリットとは？

平屋の家づくりを進めるにあたって家族がいつまでも健康に暮らし続けることができるような家にすることを考えたことはありますか？家づくりを進めるにあたってデザインや間取りといった暮らしやすさのことを考えていると、意外と「健康」というキーワードは見落としがちなポイントでもあります。

ですが、やはり生涯住み続けることになる家であれば、健康に暮らし続けることができるような家を建てると長きにわたっての満足感も高まり、家自体にも愛着が湧くこととなるでしょう。

今回はそんな平屋での家づくりにおいて、なぜ平屋が人気なのか？、また老後までの「健康」をテーマに考えた時にどのようなメリットがあるのか注目して見ていきましょう。

なぜ今平屋が人気なのか？

階段の上り下りが必要な２階部分というのは高齢になればなるほど、移動が億劫になることや、困難になることが多く、場合によっては階段の上り下りの段差につまづいて転倒・転落をしてしまうといった危険性もあり、せっかく用意した２階の寝室部分が使わない空間となってしまうことがほとんどです。

そのため、階段の上り下りの不要な平屋は、老後の暮らしにおいて、健康で居続けることができる暮らしであり、無駄なスペースを作らずいつまでも快適に暮らすことができるといった観点においてぴったりなスタイルでもあることから人気があります。

平屋のメリットとは？

• 家族・夫婦のコミュニケーションが取りやすい
• ワンフロアの生活で移動がしやすく掃除も楽
• 安全性の高い間取りとなる
• 掃除が楽
• 天井の高い開放的なリビングにできる
• 地震に強い

平屋を建てるメリットとしては上記のような項目が挙げられますが、それは平屋が１階部分で生活が完結する暮らしができるというのが特徴であることによって、日常生活において多くのメリットをもたらしてくれます。２階建ての家と比べると平屋の暮らしは階段の上り下りや階段の段差を１段ずつ掃除するような手間が無くなるため掃除が楽になることや、「洗濯する・干す・畳む・収納する」といった家事動線も平屋ならワンフロアであるため、移動距離が短くなります。

バリアフリー設計を取り入れやすい

厚生労働省の「人口動態統計・2020年」によると家庭内における不慮の事故で亡くなった方は13,708人で、交通事故で亡くなった方というのは3,718人となっていて、およそ4倍近くの方が家庭内の事故で亡くなっていることとなります。こういった家庭内の事故の多くは高齢者の割合が9割を占めていて、やはり老後も健康に暮らしていける家づくりをしていくためには、こういった家庭内での事故への対策が必要となります。

厚生労働省｜令和２年（2020）人口動態統計（報告書）｜https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/houkoku20/index.html

平屋の家はワンフロアであることで、このような老後によく起こりうる「転倒・転落」といった家庭内での事故を防ぐことができるような、安全性の高い間取りが実現しやすいです。また、生活動線上で頻繁に行き来が発生するような場所や、生活空間における段差はなるべく無くしておくことや、滑りにくい素材を採用することなど、将来的なところまで考慮しておくことで、老後の暮らしも安心して健康な暮らしを実現することが可能となります。

メンテナンス費用を抑えられる

住宅を建てた後の定期的なメンテナンスは家の安全性を保つためにも、いつまでも健康で住み続けるためにも住み始めてから10年、20年と経った時に必要となります。そのメンテナンスのコストで費用が高額になりやすいのが「外壁」のメンテナンスですが、平屋の住宅では、2階建てと比べると外壁の面積が少ない分、その修繕にかかる費用が抑えられることや、高い足場を組む必要がないため足場代も節約することができるため、費用を抑えることができるんです。

まとめ

老後の将来までを考えると平屋の暮らしには、多くのメリットがあることが理解できたことで、平屋の家づくりが今人気となっていることも納得いただけたのではないでしょうか？これから家づくりを考えている家庭で、将来まで安心・安全に健康に暮らしていきたいと考えている家庭において、住みやすさを考慮した平屋の暮らしは長い目で見てもやはりおすすめです。

自分たちにとって暮らしやすい平屋とはどんなものなのかを考えてから、平屋の家づくりをしていくことで、よりメリットのある良い家づくりができ、いつまでも暮らしやすい生活を実現することができるので、是非今回の内容を参考にして平屋の家づくりのきっかけにしてみてください。