共働きのご夫婦に嬉しい家事が楽になる3LDK住宅
2022.10.25
writer
IROHA.IE
生活の形態や雇用形態の変化から、共働きの世帯は年々増加しています。
2022現在では、実に7割近くの世帯が共働きをしているのです。
共働きには金銭的なメリットがありますが、家事や子育てが大変になるという側面も持っています。
とはいえ、家事や子育ては間取りを工夫することで、負担を軽減することが可能です。
共働きの家庭が増えている今だからこそ、家事の負担を間取りの工夫で最小限に抑えて、生活の質を向上させてみてはいかがでしょうか?
今回は、共働きのご家庭にピッタリの住宅の間取りをご紹介いたします。
目次
玄関クロークとパントリーをつないで買い物が楽ちん
食料品や日用品などの買い出しも、共働きの家庭では負担になりがちです。
ご夫婦共に家にいる時間が限られるので、土日にまとめて買い物を済ませる家庭も多いと思います。
ただ、一度に買い物を行うと、荷物を家に運び込むだけでも一苦労ですよね。
今回ご紹介している間取りでは、そんな悩みをできるだけ解消する工夫を施しました。
玄関クロークとパントリーを直接つなぐことで、荷物を最小限の労力で運び込むことができます。
これなら、週末に大量に買い物することが苦になりません。
パントリーは、1.9帖と広めのスペースを確保しています。
4人家族の1週間分の食料品などを備蓄しても、まだまだ余裕がある設定の広さにしています。
万が一のケースに備えて、パントリーに防災用品を収納することもオススメです。
パントリーから直接玄関に出られるので、防災用品を持って速やかに避難することができます。
玄関クロークもかなり広く、4人家族でもゆとりを持って使えます。
鞄や帽子など、出かける時に使うものをまとめておけば、お出かけもスムーズに出発できるかとおもいます。
また、アウトドア用品など、外で使う道具を収納するのにも便利です。
洗濯物の負担は2階の水回りで軽減
今回ご紹介する間取りの最大の特徴は、水回りを2階に設置していることです。
2階に洗濯をするスペースやお風呂をもっていく事で、毎日の家事がとても楽になります。
住宅が密集している地域では特に、洗濯物はバルコニーに干すケースがほとんどだと思います。
大切な家族を守るため、トラブルの原因はなるべく潰しておくことが賢明です。
とは言え、洗濯物を1階から2階に運ぶのはかなり重労働です。
特に共働きの場合は、限られた時間で家事をしなければならないので、できる限り家事で移動する距離は抑えた方が良いのです。
そこで、水回りを2階に持っていくことで、洗濯に必要な移動を最小限に抑えました。
洗濯後の衣類に関しても、2階の寝室や個室に服を収納するようにすれば、移動がすべて2階で完結します。
各部屋にはしっかりと収納を設けているので、衣類をスッキリ片付けることができます。
2階の水回りは小さなお子様の寝かしつけにも便利
お子さんが小さい頃は、寝かしつけに苦労するかもしれません。
お風呂上がりにウトウトしていたのに、「ベッドに移動するまでに目が覚めてしまった」なんてことも良くある話です。
共働きの場合、お子さんがなかなか寝付いてくれないと、次の日の仕事に支障が出てしまうかもしれません。
今回ご紹介する間取りでは、お風呂やトイレも2階に設置しています。
お風呂から寝室に直行できるので、小さなお子様の寝かしつけにも非常に便利です。
水回りは2階に集約させていますが、トイレは1階にも備え付けています。
トイレのたびに2階にいく必要はないので、その点は安心してください。
また、2階にもトイレがあるので、小さなお子さんが夜中などに尿意を催しても、すぐにトイレに連れて行けます。
LDKの壁面は見せる収納でおしゃれに演出
LDKは17.7帖と、ゆとりのある広さを確保しています。
キッチンとリビングがL字型になる配置で、家事の動線に配慮しました。
L字型のLDKはキッチンとダイニングの距離が近くなるので、料理の配膳や食後の片付けが楽になります。
このような、ちょっとした家事動線も考慮することで、共働き家庭の家事の負担を軽減できます。
LDKの壁面は、見せる収納でおしゃれに演出してはいかがでしょう?
壁掛け棚を設置して、マグカップやグラスなどを並べれば、それだけでおしゃれな雰囲気を演出できます。
特にキッチン周辺は、小さな棚に食器や調味料の瓶などを並べれば、機能的かつおしゃれな演出ができます。
また、階段付近の壁には大きなラックを設置して、写真や花瓶を飾れば、より一層おしゃれになります。
本や雑誌などを置けば、カフェのような雰囲気が増す上に、収納場所も増えて一石二鳥です。
見える収納は、アレンジ次第で部屋の雰囲気をガラリと変えられるので、ぜひこだわってコーディネートしてみてください。
ミセスコーナーを奥様のこだわりスペースに
キッチンの奥側には、ミセスコーナーを設置しています。
ミセスコーナーとは、キッチンの横に設置された家事室のことです。
可動棚やカウンターを取り付けることで、料理や家事がグンと楽になります。
たとえば可動棚を増やせば、収納が足りなくなりがちなキッチンを、スッキリと片付けることができます。
ミセスコーナーの机でお子様に遊ばせれば、安心してキッチンでの作業ができます。
家計簿をつけるなど、ちょっとした作業スペースとしても活躍します。
お気に入りのテーブルと椅子を設置すれば、奥様のこだわりのミセスコーナーを作り上げることができます。
ぜひお好みのテーブルや椅子を設置して、くつろげるスペースとしても活用してください。
玄関への配慮でプライバシーを保護
玄関は様々な人が訪れる場所なので、できるだけプライバシーに配慮した作りにしたいものです。
特に、トイレが玄関から見えてしまうと、恥ずかしい気持ちになる方も多いです。
そこで今回の間取りでは、玄関からトイレが見えないよう壁を配置しました。
玄関には、来客だけでなく荷物の配達員など不特定多数の人が訪れるので、見られたくない部分を見えないようにすることも重要です。
特にトイレはプライベートな部分なので、最大限の配慮が必要です。
オープンな納戸は大物の収納に活躍
LDKとつながった1.5帖の広めの納戸を設置しました。
納戸には扉が無くオープンな設計にしているので、季節外の大きな電化製品を収納するのに非常に便利です。
扉の無いオープンな納戸なら、石油ヒーターのような比較的大きな家電も、ちょっと運ぶだけで収納できます。
納戸には扉が無く内部が見える構造なので、こちらも見せる収納でおしゃれに演出することもできます。
棚にボックスを整然に並べれば、見た目にもおしゃれな上に、収納できる量を一気に増やすことができます。
ボックスの色を変えるだけで、見た目の印象も変化するので、お好みのスタイルに合わせて取り入れてみてください。
共働きのご夫婦に嬉しい家事が楽になる3LDK住宅 まとめ
今回は、共働きのご夫婦が家事で苦労しない、動線まで考え抜かれた間取りをご紹介しました。
洗濯や買い物で必要となる動きを最小限に抑えることで、家事にかかる負担をかなり軽減できます。
共働きでは、どうしても自由な時間が少なくなりがちです。
そこで、間取りを工夫することで自由な時間を増やしてください。
自由な時間が少しでも増えれば、お子さんと過ごす大切な時間も増やすことができます。
また、今回ご紹介した内装では、見せる収納にこだわっています。
壁を利用して収納を設置すれば、おしゃれな見た目と機能的な面を両立できます。
近年は、市販でも壁を利用した収納が色々と売られていますので、ぜひチャレンジしてみてください。
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