家づくりで失敗や後悔しやすい水回りの考え方

注文住宅で失敗・後悔をしないために

2023.02.23

writer
IROHA.IE

目次

家づくりで失敗や後悔しやすい水回りの考え方

家づくりにおいて水回りのスペースは、どの家庭においても必要となる箇所で、注文住宅の場合どこに配置するべきなのか迷っている方も多いかと思います。そんな水回りの環境は、他のスペースに比べて意外と後回しになりがちなところでもあるため、なんとなく考えていくことも多いのですが、こういったケースにおいては多くの場合で、家づくりが終わって実際に暮らし始めてから後になって失敗したと思うことや、後悔することになってしまいます。

今回は家づくりにおいての水回りの考え方を深く知っていくために、よくある失敗や後悔について注目していき、自分たちの家づくりに役立てていきましょう。

【浴室での失敗や後悔】

①浴槽を大きくしたことでランニングコストが気になる

一般的な浴槽の広さは1坪程度ですが、広くてゆったりできる浴槽に憧れがある方も多いかと思います。ですが、ランニングコストを考えた際に、やはり浴槽が大きくなればなるほど、使用する湯量が多くなり、必然的に水道代が高くなってしまうことは避けられません。理想の暮らしとは別に自分たちの暮らし方とのギャップが生まれてしまうと、後になって後悔しやすいケースも多く、本当は毎日湯船に浸かりたいけど、浴槽を広くしてしまったことでコストが気になり、週2、3回だけお湯を溜めるなんてことにも。。そのため、ランニングコストを気にする家庭においては、浴槽の広さは一般的なサイズにすることがおすすめです。

②浴室の掃除の手間

壁や床材をこだわってタイルにすることは、意匠性が高くなり、自分たちの個性が出せることもあり、デザイン性を求める場合においてはお勧めできますが、その反面、掃除の手間というのはやはり大きくなってしまいます。理由としては、樹脂製やラバー製の床材と比べて目地に汚れが溜まりやすいため、掃除の手間が多くなってしまうからです。

浴室は毎日使うところでもあるため、毎日の掃除が必要となる箇所でもあります。そのため、その掃除の手間をかけることができない家庭においては、逆に暮らし始めてストレスに感じやすい部分でもあります。

どんな風に自分たちが使うのか、掃除はどのように行うべきなのかまでを考慮して壁や床材を選んでいくことが、浴室においてはとても重要なポイントの一つです。

朝の洗面所の混雑

洗面所は多くの家庭で1箇所であるケースがほとんどかと思います。そこで意外と忘れがちなポイントが朝の家族の動きです。朝の通勤・通学前の時間というのは、家族が慌ただしく動き回る時間でもあるため、1分1秒がとても大切な時間となることが多いですよね。

そんな暮らしの中で朝の洗面所というのは多くの家庭にとって混雑しやすい場所の一つでもありますが、洗面所のスペースや入口が狭いことによって、洗面所での混雑や順番待ちが生まれてしまうことがあります。こういった毎日使う場所というのは意外とストレスに感じやすく、もっと広くしておけばよかったなどといった後悔が実際に暮らし始めてから、生まれやすいスペースでもあります。

特に女性が多い家庭においては、ドライヤーやアイロンなどといった時間のかかる作業を行うこともあるため、順番待ちが発生することでストレスが生まれやすいことも。。

そのため、洗面所の入口や間取りを少し余裕を持って広くとっておくことや、場合によっては洗面スペースをもう一箇所検討しても良いかもしれません。

トイレと部屋の距離

トイレと各部屋の距離というのは、使い勝手と音の問題まで考慮しておかなければ、後になって後悔してしまうことが多い箇所でもあるためポイントになる箇所でもあります。

例えば、トイレとダイニングのまでの距離が近く、食事中に家族が使用しているトイレの音が気になってしまうパターンや、トイレと寝室までの距離が遠く夜中にトイレにいくことを不便に感じることや、逆にトイレと寝室までの距離が近すぎてトイレの流す音が気になって家族が起きてしまうことも。。

そんな風なストレスを感じやすい暮らしとならないように、トイレの位置は自分たちが快適に暮らすことができる距離に配置できるように考慮していきましょう。

玄関からキッチンまでの距離

玄関からキッチンまでの距離が遠いと、一番大変に感じるのが食材などの買い物をした際に玄関からキッチンに持っていくといった作業です。特に家族の人数が多い家庭や、女性の方などは食材を購入するとかなりの重量になりますよね。そんな重いものを毎回玄関からキッチンに運ぶのはとても大変な労力で、こんな間取りだと毎日の家事も億劫に感じてしまいます。

そのため、体力に自信のない家庭や、高齢になってからの将来的な生活までも考慮する場合、なるべく玄関とキッチンの距離は動線を短く間取りを設計すると、使いやすい暮らしができます。

1階2階に水回り設備を設置する場合、縦に水回り設備を配置することを意識する

水回りの設備というのはなるべく一箇所にまとめることによって配管設置にかかるコストを抑えることができます。そのため、1階と2階に水回りを設置する場合においても、なるべく上下階の同じ位置に配置することで、無駄なコストがかからないような工夫を持っておくことはとても大切ですので、間取りを検討する際には水回りの位置を縦の位置に配置することを心がけるようにしましょう。

まとめ

今回ご紹介した水回りで失敗や後悔しやすいポイントを抑えていくことで、自分たちの家づくりでどのような暮らしが必要なのかを改めて考えてから、家づくりを進めていくことで後になって後悔しないような快適な暮らしができる家づくりをしていくようにしましょう。

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