機能性とデザインを兼ね備えたシステムキッチンの水栓選び方

機能性とデザインを兼ね備えたシステムキッチンの水栓選び方

キッチンは家の中心とも言える場所であり、毎日の料理や洗い物、手を洗うときなど、日常生活の多くの場面で使用するのが水栓です。

そのため水栓の選びの際にどのようにするのかを悩まれる方というのは多く、どのように選んでいくべきなのかわからないといったことも多いかと思います。

水栓は単にデザインや価格だけで選ぶのではなく、機能性や取り付け位置、材質など、さまざまな要素を考慮する必要があり、適切な水栓を選ぶことで、キッチン作業がスムーズになり、生活の質が高まり暮らしが快適になっていきます。

この記事では、キッチンの水栓を選ぶ際のポイントや、最新の機能、デザインのトレンドなどを詳しく解説していきます。あなたのキッチンライフをより快適にするための、最適な水栓の選び方を一緒に学びましょう。

水栓選びのポイント

キッチン水栓は形から選ぼう

キッチン用水栓はまず形を選びその後どのような機能にするのかといった順で決めていくことをお勧めします。形は大きく分けて定番のストレート型、最近人気のグースネック型、スタイリッシュなL型の３点に分けられます。まずはそれぞれの特徴を見ていきましょう。

キッチン水栓の種類とその特徴

ストレート型水栓

ストレート型のキッチン水栓は一般的に最も使われている形です。各メーカーでも大量生産されていることもあって比較的リーズナブルであることから人気が高い形の水栓です。

以前はお湯と水を出すために別々の蛇口を開いて温度調整する必要がありましたが、現在ではレバーを左右にスライドするだけで調整できるシングルレバータイプの水栓が主流となっています。

グースネック型水栓

湾曲した形をしているため高さがあり、見た目も良いためキッチンのインテリアのアクセントになるようなデザインが多いです。

水栓の形もシンプルな作りになっているため、手入れが楽というメリットもあり、デザイン性の高いキッチンを求める方におすすめの形です。

L型／U型水栓

吐水口が高く、シンクの中にゆとりができるため、大きな鍋やフライパンなども洗いやすいような設計になっていて、シンプルなフォルムを好む方に人気の形の水栓です。家族の人数が多い家庭や、料理をまとめて作り置きしたりするような家庭においては洗い物が効率よくできます。

キッチン水栓の付加機能

センサー水栓

手をかざすだけで水を出し止めることができる機能の水栓で、料理中や手が汚れているときや、油を扱っていても手をレバーに触れることなく使えます。直接レバーに触れることがないので、雑菌の発生も減ることで衛生的に使え、手をかざしている際にだけ水が出るため、節水にも役立ちます。

デメリットとしてはセンサー部が汚れていたり、センサーの性能によっては誤作動が起きてしまうことや、掃除をしている時に反応したりと少し使い慣れるまでにストレスに感じる可能性もあります。

タッチ水栓

ボディにタッチすることで水を出し止めすることができる機能の水栓で、レバーの位置まで手が届かない子どもでもボディにタッチすることで使うことができることや、料理中で手のひらが汚れていた場合でも手の甲でタッチすることで水を出すことができるので、レバーが汚れにくいといったメリットがあります。

ですが、ボディを直接手で触るため手垢や水垢がつきやすいのでこまめな手入れが必要となります。

伸縮式のシャワーヘッド

吐水部分がシャワーヘッドになっているタイプの水栓にすることで、大きな鍋やまな板などを洗う際に効率よく洗い物ができることや、シンクの掃除も隅々まで綺麗に洗い流すことができます。

浄水器

浄水機能が付いているタイプの水栓のことで、１台で浄水と原水を分けて使用することができるため、シンク周りがスッキリします。定期的にカートリッジ交換が必要となりますが、よく水を飲まれる家庭においてはおすすめです。

シャワーの切り替え

水栓の吐水の種類を切り替えられるタイプのものを選べば用途に応じて使い分けることができるので便利です。

気泡を含ませることで水はねしにくくなる泡沫吐水や、水量の多いストレート吐水など切り分けることができます。

サイレントシャワー水栓

静音効果を高めるキッチン用の水栓で、静音効果のシンクと組み合わせることで静音効果が高まるような水栓となっています。

まとめ 

キッチン水栓は毎日の生活で使うものとなるので、デザインや使い勝手の良さだけでなく、耐久性やメンテナンスのしやすさも考慮して選んでいくことが大切です。

自分の家庭においてどのような水栓があると快適にキッチンで作業がすることができるのかという点を考慮しながら、適切な水栓を選ぶことで、家を建った後にはキッチン作業が今より快適となるように工夫を持っておきましょう。