無垢材の塗装の種類・方法やメンテナンスのやり方について
2021.11.11
writer
IROHA.IE
目次
無垢材の塗装の種類・方法やメンテナンスのやり方について
フローリング(床材)などで無垢材を使うと木材本来の質感や、肌触りの良さなど魅力が高く、年月を重ねるごとに味わいが増していき、暮らしの中でその変化を愉しむことができます。ですが、無垢材はメンテナンスを怠ったり、メンテナンスのやり方を間違ってしまうと、こういった素材の良さを上手く引き出すことができなくなってしまいます。
そのため定期的にオイル塗装やワックス塗装をすることによって、見た目の美しさを保つことができるのですが、オイル塗装とワックス塗装にはどのような違いがあり、どれぐらいの周期でどんな風に手入れをするべきなのか知らない方も多いかと思います。
今回は床材として使う無垢材の手入れ方法について注目していきましょう。
無垢フローリング(床材)の塗料の違いとメンテナンス頻度について
これから家づくりをされる方や、DIYでオイル・ワックス塗装をお考えの方は、まずは事前に自分たちが使用する(している)無垢材がどのような塗装をしているのかを知っておきましょう!
塗料の種類によって、特徴やメンテナンス方法が変わってくるので、メリット・デメリットを踏まえて選んでいくことが大切です。
造膜型塗料
造膜型塗料はウレタン塗料のように表面に膜を作るタイプの塗料です。木の表面に塗膜を貼ってしまうため、木材の素材感が失われてしまいますが、コーティングがあることで傷やシミがつきにくいという特徴があり、水回りなどで採用されることが多いです。そして手入れの簡単さも特徴的で、基本的には再塗装などの作業をする必要がなく、日々の掃除だけで綺麗に保つことができます。
浸透性塗料
浸透性塗料はオイル塗装とワックス塗装のような無垢材に塗装をするタイプの塗料です。造膜型塗料と比べると水や汚れに弱いですが、木材本来の素材感を損なわないため、肌触りの良さや、調湿機能が保たれるという特徴があります。
年月の経過によって木材の艶が徐々に無くなり、見た目や触り心地がカサカサしてくるため、1年に1回を目目安に普段よく使う生活導線で気になる箇所に部分的に再塗装をしてあげることで、木材の質感や、風合いを綺麗に保つことができます。
オイルやワックスでメンテナンスする場合、浸透性塗料が使われている無垢材を使用することが前提であることが理解できたかと思います。
では次にオイル塗装とワックス塗装の違いについて見ていきましょう!
オイル塗装とワックス塗装の必要性とその違いとは?
無垢材は無塗装のままだと汚れがつきやすく、油分が無くなりカサカサになってしまい、ささくれができやくすなり、見た目や肌触りが悪くなってしまいます。
そのため定期的にオイルやワックス塗装をすることで、木材に塗料を浸透させて、木材の内部を硬化することで、木材の内部を硬化することで木材の表面を硬くして傷がつきにくくしたり、木材のささくれを出にくくすることができます。
こういったメンテナンスを定期的に行うことで無垢材が持つ香りや肌触り・調湿効果といった良い特性を保ってくれます。
オイル塗装の特徴
オイル塗装は木材への浸透力が高く、木材の色をはっきりと出すことができますが、色の変化も大きいというのも特徴的で、表面のざらつきを抑えることができます。塗装後はしっとりとした質感ですが、年月の経過とともに徐々にしっとり感が薄れていきます。
ワックス塗装の特徴
ワックスは木材の表面を蝋で覆うためオイル塗装に比べて防水・防汚効果が高く、汚れにくくすることができますが、反面滑りやすくなるという点もあります。
無垢フローリング(床材)のワックスの塗り方・剥がし方
【必要な物リスト】
ビニール手袋
マスキングテープ
塗装用のオイル・ワックス塗料
紙やすり(サンドペーパー)
電動サンダー
防塵マスク
刷毛や綿製の柔らかい布
綿素材の柔らかい布(ウエス)
【下準備】
①サンドペーパーや電動サンダーで無垢材を磨く
ささくれや傷などがある場合には無垢材をサンドペーパーや電動サンダーを使用して削って綺麗にしてあげましょう。
②床の掃除
サンドペーパーで磨いた後に出る塵を掃除機をかけ、乾拭きをして床の汚れを綺麗にを取って、塗装時にムラが出ないようにしておきましょう。
③壁にマスキングテープを貼る
壁に塗料がついて汚れてしまわないように、マスキングテープを貼りましょう。
【塗装の方法】
①塗装の場合部屋の奥から出入り口に向かって塗ることで、足場を残しながら塗ることできる
②オイルはフロアに直接まくのではなく、刷毛や布にしみ込ませて木目に沿って塗ることで、なるべく薄くムラが出ないようにする
【塗装後】
①5〜10分程度経ったら綿素材の柔らかい布でオイル・ワックスを吹き上げることで、ムラやベタつきを防ぎます
②乾燥させる
③乾燥後、必要な場合は細かなサンドペーパーで磨き、2回目の塗装を行う
(※気温や、材質や塗料によって乾燥時間が異なります)
まとめ
無垢材のメンテナンスはDIYで行う場合、確かに時間と手間はかかりますが、1年に1回定期的にしてあげることで、無垢材の経年変化を感じられ、より家に愛着が湧いてくるものです。1年に1回気になるところにこまめにオイル・ワックス塗装をしていき、永きに亘って綺麗に使ってあげることで、無垢材の成長を楽しんでいける暮らしができる家にしていきましょう。
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