床材で使う無垢材でおすすめな樹種とは
2021.11.04
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IROHA.IE
目次
床材で使う無垢材でおすすめな樹種とは
無垢材には大きく分けると針葉樹と広葉樹の2種類がありますが、その中でも床材で使う無垢材というのは数多くの種類があるため、住宅会社やホームセンターに行って実際に床材のサンプルを見ても、色味はわかるのだけども、どれを選んで良いのか?この樹種の何が良いのか?といったことまでが、その場ではわかりづらく判断しづらいんです。
そのため、床材の種類についてはあらかじめどのような樹種がどんな特徴を持っているのかを理解しておくと、床材選びの際に迷うことなくスムーズに選ぶことができます。
今回は床材で使用する無垢材の樹種について、それぞれの硬度や、価格帯・特徴について知ることで、自分たちの家づくりやDIYで床材を選ぶ際に役立てるようにご紹介していきます。
【広葉樹の樹種】
⑴オーク(ナラ) 硬度:★★★★★ コスト:★★☆☆☆
硬質でキズがつきにくくて耐久性に優れ、塗装や加工がしやすいのが特徴的です。ナラは木目や色調が、インテリアや家具の色と合わせやすく、飽きのこないスタンダードな無垢フローリングであることから、床材の中で最も人気のある樹種といえるでしょう。塗装や加工仕上げで風合いを変えやすいので、部屋の雰囲気に合わせてオールマイティーに使えます。
⑵バーチ 硬度:★★★★☆ コスト:★★★☆☆
バーチは、控えめな木目と滑らかな木肌が上品な印象を与え、材面は色合いのムラが少ないことで統一感のあるすっきりした空間を演出でき、適度な硬さがあるのが特徴です。
⑶チェスナット(栗) 硬度:★★★★☆ コスト:★★★☆☆
栗材ははっきりとした木目が特徴的な広葉樹で、色むらが少なく毛羽立ちも少ない床材として適した材質です。鉄道の枕木などとして利用されていることもあり耐久性が高く、重厚で弾力性もあり加工がしやすい割に安価な木材です。タンニンを多く含むため濡れた鉄などが近くにあると、時間の経過とともに化学反応を起こし黒くなることがあります。
⑷メープル 硬度:★★★★☆ コスト:★★★☆☆
明るい色味で木目は滑らかで優しい雰囲気で、ねじれのある波状模様のような不規則な模様が出るのが特徴的です。加工もしやすく、適度な固さを持つため、割れや毛羽立ちも少ないことから人気のある無垢フローリングです。
⑸ウォールナット 硬度:★★★☆☆ コスト:★★★★☆
ウォルナットはクルミの木で、広葉樹なので硬いと思われがちですが、弾力があるので、足触りが意外と心地いいんです。深いこげ茶色のダークな色合いと重厚感のある木目や光沢が高級感を与え、空間が引き締まります。無垢フローリングとしては高価な部類ですが、こだわり派には人気が高い樹種で、年月が経つほどに味わいが深まります。
⑹チーク 硬度:★★★☆☆ コスト:★★★★★
チークは落葉広葉樹で、昔から高級家具や豪華客船の甲板など、厳しい環境でも使われてきた木材で、耐久性や耐水性に優れているのが特徴です。日焼けによって色が深まり、味わい深い風合いに変化するのも魅力のひとつ。赤褐色の温かな色みと表情豊かな木目で、程よい重厚感は高級感を演出し、落ち着いた空間にしたい場合に向いています。
⑺タモ(アッシュ) 硬度:★★★★☆ コスト:★★☆☆☆
重厚で硬い材質で、床材以外にも高級家具やバットなどにも利用されている木材。木目が明瞭で色むらが少ないため、シンプルな空間にぴったりです。年月の経過によって淡い黄白色から黄褐色へ変化します。
【針葉樹の樹種】
⑴杉 硬度:★☆☆☆☆ コスト:★☆☆☆☆
木目はすっきりとした印象で、弾力性に優れ、足触りも良く、断熱性、蓄熱性のほかに、見た目や匂いが良く、比較的に安価であることからメリットが多い床材です。柔らかさがあることで日常生活で体にかかる負担を軽減できるのですが、傷がつきやすいというデメリットもあり、香りが強く匂いに敏感な方には不向きな点もあります。
⑵桧(ヒノキ) 硬度:★★☆☆☆ コスト:★★★☆☆
伝統的な日本家屋や和モダンスタイルに多く採用されているフローリング材で、日本では古くから最高級の建築用材として幅広く使われてきました。国産材などのブランド材は高価ですが、海外のものは安価なものも多く、材質は足触りの良い柔らかさで、爽やかな香りはリラックス効果もあります。年月を重ねることによって生まれる光沢感や、磨くと艶が出ることで見た目も良い床材です。
⑶赤松(アカマツ) 硬度:★★☆☆☆ コスト:★☆☆☆☆
明るい色味と柔らかい木目と材質が特徴的で、節が多いのでDIY好きな家庭や、オリジナルを求める家庭には床のアクセントにおすすめです。年月が経つにつれて光沢感のある飴色に変化するのも魅力的です。
⑷パイン(松類) 硬度:★★☆☆☆ コスト:★☆☆☆☆
パイン材はフローリング材として世界中で使用され、白っぽい色味をしていて、大振りの木目や節が特徴的です。種類も豊富にあり、加工や塗装がしやすく安価なことからDIY材としての人気も高いんです。その反面、傷がつきやすく物によっては見た目が悪いものも存在します。年月の経過によって艶のある茶系の色味に変化します。
まとめ
無垢フローリングで使われるおすすめの樹種を紹介しましたが、如何でしたでしょうか?
木材は節の多さや、規格によっても大きく価格が変わります。樹種の違いを理解した上で、自分たちの理想に合ったフローリング材を選べるようにすることで、満足度も高まります。床材選びで悩んだ際は是非参考にして、快適な暮らしができるようにしていきましょう。
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