ライフスタイルに合った遮音性能の高い家でさまざまな音を楽しもう!
2024.04.25
writer
IROHA.IE
目次
ライフスタイルに合った遮音性能の高い家でさまざまな音を楽しもう!
家づくりでは賃貸の時に抱えていた悩みを解決できるようにしていきたいと考える方が多いかと思いますが、より暮らしを充実させるために音の対策までを考慮した暮らしを取り入れたいと思われている方も多いのではないでしょうか?
今回はそんな音について、さまざまなライフスタイルを想定して、それぞれのライフスタイルにあった音の考え方や遮音についての考え方についてご紹介していきます。
ライフスタイルによって異なる必要な防音性能
・ホームシアターで臨場感あふれる映像・音響を満喫
ホームシアターでは希望する空間や音量によっても異なりますが、最大で約100dB程度となります。
・わが家でラウンド「ゴルフシミュレーター」
ゴルフのインパクト時(ボールを打つ瞬間)の音は、約90dBとなります。
・おうちで手軽に運動を楽しむ
ホームジムでマシーンを使ったトレーニングは90dB前後となります。
・時間を気にせず、ゲームに没頭する
外部からの一般的な騒音レベルとなる、40dB程度の軽減
・在宅ワークでも会議に集中できる環境を
外部から一般的な騒音レベルとなる、40dB程度の軽減
部屋の中で遮音が必要となる箇所
天井・壁・床
壁は外部からの騒音の抑制・外部への音漏れ、天井・床への防音対策は部屋間での音漏れを抑えるために有効です。子供部屋や洗濯機が上の階にある場合、上の階の騒音が下に響いてしまいます。壁・天井・床で効果的な対策は、それぞれ二重構造にすることです。1階の天井に吸音材や、2階の床材の下に遮音材や吸音材を敷き詰めることで、家の中での防音対策に効果があります。
また、住宅の構造も影響があるため、防音性にこだわる場合は、構造にも注目しましょう。一般的に、木造住宅は鉄筋コンクリート造に比べて、遮音性が低いといわれています。木造住宅は材質が軽く遮音性が低いためです。また、木造でも、木造軸組工法よりも2×4工法をはじめとした壁式構法の方が防音、機密性が高いともいわれています。これは、在来軸組工法は柱と梁で構成され、通気性がよいといわれているためです。
扉・窓・サッシ
窓ガラスは音が伝わりやすいため、防音対策において重要性が高い部分となります。
窓は隙間ができやすく、そこから音が出ていってしまいます。そのため、防音対策として、ガラスを厚くする、二重サッシにする、ペアガラスを採用するなどの方法が効果的です。防音ガラスのような、特殊な窓を利用するのもよいでしょう。
隙間があって、気密性が低い空間であるほど、防音性は下がってしまいます。
そのため外部の音が気になる部分や近隣と近い部分は窓を小さくすることや、窓を減らすなどの対策をおこなうことで、防音効果を高める工夫を高めることができるため、おすすめです。
また扉も窓と同様に音が漏れやすいです。防音対策としては、窓と同様に厚手の扉を選ぶことでなるべく隙間ができないようなものを選ぶことで防音効果は高くなります。
幹線道路沿いの住宅などでは、防音の観点で窓を開けづらく換気を行いにくいこともあります。そんなときは全館空調が施されている住宅にすることで空気がこもらず快適な空間を維持することができます。
それぞれの箇所の遮音性能を理解しよう
室内において発生した音というのは、壁、サッシ、床といった場所から伝わって、外に漏れるようになります。そのため、それぞれの場所において遮音性能を高めることが外部への騒音対策となり、住宅の防音部材には、壁は遮音等級【D値】、サッシは遮音等級【T値】、床が遮音等級【L値】といったようにそれぞれの場所に遮音等級が定められています。そのため、この遮音性能を基準とすされた建材を使用することによって、音量をどれだけ軽減できるのかといったことがわかります。
遮音等級【D値】
日本建築学会の遮音基準曲線【表1】によって定められている、遮音等級D値は等級が高いほど遮音性能が優れています。
遮音等級【T値】
日本工業規格JISにより定められているサッシの遮音性能には4段階の等級があり、等級が高いほど性能が優れています。
遮音等級【L値】
上階のおける床の衝撃が下階で騒音となって生活実感に影響を与えることがあります。このような衝撃音は、上下階の遮断性能として等級で表すことができ、L値は等級が低いほど優れています。
まとめ
音を楽しむ生活を望まれる方にとっては、今回遮音性能について理解したことで、自分たちの家づくりでどんな性能の防音対策が必要となるのかがより明確になったのではないでしょうか?自分たちが理想とする暮らしに合わせた防音環境を整えていくことで、長きにわたって快適に過ごすことができる居心地の良い家となっていきます。
これから家づくりをしていく方で、音を気にする家庭においては今回の記事を参考にして家づくりに取り組んでいくようにしましょう。
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