カビが発生しないための家づくりとは?
2023.06.22
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IROHA.IE
目次
カビが発生しないための家づくりとは?
家の中を清潔に保っていたとしても、家づくりの段階から気をつけておかなければ、健康被害に遭いやすい(空気の汚れが気になる)家となってしまいます。
特に水回りや収納スペースにおいては清潔に保っていたとしても、湿気が発生しやすく、こもりやすい場所でもあるため、カビや腐食といった健康被害などに繋がる問題が起こる可能性が高い場所でもあります。
こういったカビの発生を防ぐためには、家づくりの段階から湿気が起こりやすい場所を知っておき、その対策を行っておくことで、湿気がこもりにくい場所としていく必要があるのですが、今回はどんな場所で湿気が起こりやすいのかを知り、その対策を家づくりでどのようにしていくべきなのかについてをご紹介していきます。
対策の基本は「空気の流れ」と「水分を残さない」の2つ!
まずはカビの発生が起こりやすい場所というのはどういったところなのかを考えていきましょう。やはり空気の流れが悪く、水分が多いところにカビは発生しやすいです。
そのため、家づくりにおいては「空気の流れを良くする」ことと、「水分を残さない」ことの2点に注目していくことで、対策を取ることができます。
それでは水回りからどんなところに気をつけて対策をしていくべきなのかをみていきましょう。
○水回り
キッチンやランドリースペース・お風呂場などの水廻りは、水を直接使う場所なので、当然湿気が発生しやすくなります。そして、カビが生える可能性も高いので、しっかりとした湿気対策が必要です。
新築を建てる時は、風呂場に換気できる窓を設置したり、毎日のお掃除でしっかりカビを防止できるようにお手入れしやすい仕様にすることが大切ですが、家づくりの際のポイントをそれぞれご紹介していきます。
浴室
浴室は湿気が多く、こもりやすいため一番カビが発生しやすい場所です。特に、シャワー後に換気をしない場合や、水滴を放置しておくと、カビが繁殖する原因になります。
そこで、浴室には換気扇を設置し、シャワー後は湿気をしっかりと取り除くようにすることや、浴室乾燥機を設置することを検討してみましょう。
浴室乾燥機は浴室内の換気や乾燥をコントロールすることができるため、カビに悩まされることもなくなります。
また、壁や床には、湿気を吸収しにくいタイルなどの建材を使用することがおすすめです。
キッチン
キッチンでは、料理をすることで水蒸気や油煙が発生し、湿気が発生します。また、調理の際に食べカスや油汚れが発生し、これらが湿気を引き起こすこともあります。そのため、キッチンには換気扇を設置し、調理後は湿気を取り除くようにしましょう。また、防水加工が施されたフローリングやタイルなどの建材を使用することも効果的です。
洗面所
洗面所は毎日顔を洗ったり、歯を磨いたりと水を使うスペースであるため、湿気が発生しやすく、湿気がこもりやすい場所です。特に、洗面器などの水滴を放置しておくと、カビが繁殖する原因になります。換気扇を設置し、水滴を拭き取るといった日々のお手入れをするようにしましょう。家づくりでのポイントでいうと、湿気を吸収しにくいタイルやフローリングを使用することでカビの発生を防ぐことができるのでおすすめです。
浴室
樹脂製の床材などは水気が溜まりやすく、カビなどの原因になりかねません。そのためエコカラットのような防水性に優れた床材を使用することで、水気がこもりにくいような場所にしていくことがおすすめです。
〇収納スペース
クローゼットや押入れといった収納スペースは基本的に閉まっている時間が長いため、日の光にも当たりにくいので、湿気を帯びやすくなります。洗った服を生乾きのままクローゼットに収納したり、お布団をちゃんと干さずに押入れにしまったりすることも、湿気の原因になりやすいため、家づくりの後の暮らし方にも注意が必要です。
換気扇を取り付けることや全館空調システムを使用することで、対策することが可能です。
他にも家の中でカビが発生しやすい場所
リビング
リビングのカビ対策には、湿気を吸収しにくい床材、壁材、天井材を選ぶことがおすすめです。フローリングやタイル、プラスターボードなどが代表的なものです。また、床材には防水性のあるものを選ぶことも効果的です。ビニール床材や、フローリングの場合は防水加工が施されたものを選ぶことがおすすめです。さらに、リビングには換気扇を設置して湿気を迅速に排出することで、カビ対策につながります。定期的な清掃や空気の循環など、日常的なケアもカビ対策には欠かせません。
和室
和室の畳は湿気を含みやすく、カビが繁殖するために必要な暗く湿度の高い環境となるためカビが発生しやすいこともあって、新品の畳でもカビが発生することがあります。
そのため畳を選ぶ際には、畳表に防カビ加工がされているものを選ぶことや、畳の下敷きに防湿シートを使用することで、湿気を防ぐことができます。また、畳を掃除する際には、定期的に掃除機をかけることや、畳表にアルコールスプレーをかけて乾燥させるなどの手入れの工夫を持っておくことが大切です。カビの発生を防止するためにも、適切なケアを行いましょう。
居室
湿気が発生しやすい場所は、窓や壁、床に結露が発生しやすい場合や、調湿機能のない加湿器を使用している場合には、カビが発生することがあります。そこで、居室にも定期的な換気や湿度管理を行い、湿気を取り除くようにしましょう。また、湿気を吸収しにくい建材を使用することも効果的です。
玄関
玄関も意外と湿気のこもりやすい場所で、冬場になると玄関ドアに結露してしまうことをお悩みとされているお家もあるほどです。雨の日などは特に靴や洋服といった普段から外で身につけているものは、見た目だけではわからない、染み込んだ汗や雨の水滴などがあるため、それが原因で湿気を帯びてしまいます。
まとめ
カビの発生を抑えるためには「空気の流れ」と「水分を残さない」ようにすることの2点がとても大切なポイントであることが理解できたかと思います。そのため、日常生活で今回ご紹介した2点が起こりそうなポイントを知っておくと、気になるところにはどういったものが適した建材や設備なのかが理解できるかと思います。それぞれの場所に適した対策を家づくりの段階から取り入れていき、健康に過ごせる家づくりをしていきましょう。
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