梅雨の湿気対策|快適な室内環境をつくる家づくり
2026.10.14
writer
IROHA.IE

「梅雨の時期、家の中がジメジメする」 「カビや結露が心配…」
日本の梅雨は湿度が80%を超えることも多く、室内の湿気対策は快適な暮らしに欠かせません。湿気対策を怠ると、カビ・ダニの発生、結露による建材の劣化、健康被害につながることもあります。
この記事では、新築で取り入れるべき湿気対策、換気システムの選び方、間取りの工夫、日常でできる対策を徹底解説します。
1. 湿気が引き起こす問題

①カビの発生
カビが発生しやすい条件
- 湿度70%以上
- 温度20〜30℃
- 栄養源(ホコリ・皮脂など)
カビが引き起こす健康被害
- アレルギー性鼻炎
- 喘息の悪化
- 気管支炎
②ダニの繁殖
ダニが繁殖しやすい条件
- 湿度60%以上
- 温度25℃前後
ダニによる健康被害
- アレルギー性鼻炎・結膜炎
- 喘息
- アトピー性皮膚炎の悪化
③結露による建材の劣化
結露が発生する仕組み 室内外の温度差により、窓や壁の表面に水滴が発生します。
結露が引き起こす問題
- 窓周りのカビ
- 壁紙の剥がれ
- 木材の腐食
- 断熱材の劣化(内部結露の場合)
④シロアリのリスク
シロアリが好む環境
- 湿度が高い
- 木材が湿っている
- 床下の通気が悪い
シロアリ被害 土台・柱などの構造材が食害されると、耐震性能が大きく低下します。
2. 新築で取り入れるべき湿気対策

①高気密高断熱住宅にする
気密性・断熱性が湿気対策に重要な理由 気密性・断熱性が低いと、室内外の温度差で結露が発生しやすくなります。高気密高断熱にすることで、室温が均一になり、結露のリスクが下がります。
性能の目安
- UA値(断熱性能):0.6以下
- C値(気密性能):1.0以下
②計画換気システムを導入する
24時間換気システムの義務化 2003年以降、建築基準法により24時間換気システムの設置が義務付けられています。
計画換気の重要性 ただ義務だから設置するのではなく、湿気を効率的に排出できる換気計画を立てることが重要です。
③調湿建材を使用する
調湿建材とは 湿度が高い時は湿気を吸収し、乾燥時は放出する建材です。
代表的な調湿建材
- 漆喰(しっくい)
- 珪藻土
- 無垢材
メリット
- 湿度を自然に調整
- 化学物質を使わない自然素材
- 空気を清浄に保つ
④床下・小屋裏の通気を確保
床下換気 基礎パッキン工法により、床下全体に空気を循環させ、湿気を防ぎます。
小屋裏換気 屋根裏に換気口を設け、熱気・湿気を排出します。
⑤水回りの位置を工夫する
風通しの良い場所に配置 浴室・洗面所・トイレは湿気がこもりやすいため、窓を設けるか、換気扇を適切に配置しましょう。
3. 24時間換気システムの種類と選び方
第1種換気(給気・排気ともに機械)
特徴
- 給気・排気の両方をファンで行う
- 熱交換型なら室温を保ちながら換気できる
メリット
- 換気効率が最も高い
- 熱交換型は冷暖房効率も良い
- 外気の影響を受けにくい
デメリット
- 初期費用が高い
- 電気代がかかる
- フィルター交換などのメンテナンスが必要
おすすめの人 高気密高断熱住宅、花粉・PM2.5対策をしたい方
第2種換気(給気は機械、排気は自然)
特徴
- 給気のみファンで行う
- 主に病院・クリーンルームで採用
一般住宅ではあまり採用されません
第3種換気(給気は自然、排気は機械)
特徴
- 排気のみファンで行う
- 給気口から自然に空気が入る
メリット
- 初期費用が安い
- ランニングコストが安い
- 構造がシンプル
デメリット
- 外気がそのまま入るため、冬は寒い
- 花粉・PM2.5が入りやすい
おすすめの人 コストを抑えたい方、熱交換型ほどの性能は不要な方
換気システムの選び方
高気密高断熱住宅なら第1種熱交換換気がおすすめ 気密性が高いほど、計画的な換気が重要になります。熱交換型なら、換気による温度損失を抑えながら、湿気・汚れた空気を排出できます。
コスト重視なら第3種換気 初期費用・ランニングコストを抑えたい場合は、第3種換気でも十分な換気性能を確保できます。
4. 湿気対策になる間取りの工夫
①風の通り道を作る
対角線上に窓を配置 南北・東西など、対角線上に窓を配置することで、風が家全体を通り抜けます。
高低差のある窓配置 低い位置と高い位置に窓を設けることで、暖かい空気が上昇し、自然な空気の流れが生まれます(重力換気)。
②ランドリールームを設置
室内干しで湿気対策 除湿機・換気扇を備えたランドリールームなら、洗濯物を室内で乾かしても、他の部屋に湿気が広がりません。
③クローゼット・収納の通気を確保
押入れ・クローゼットの湿気対策
- 換気口を設ける
- 除湿剤を活用できるスペースを作る
- すのこを敷いて通気性を確保
④土間・玄関の湿気対策
玄関の湿気がこもりやすい理由 靴の湿気、雨の日の濡れた傘などで、玄関は湿気がこもりやすい場所です。
対策
- シューズクロークに換気口を設置
- 調湿効果のある床材を使用
⑤浴室・洗面所の換気扇を適切に配置
24時間換気対応の換気扇 浴室には24時間換気対応の換気扇を設置し、使用後も継続して換気できるようにしましょう。
5. 日常でできる湿気対策
①こまめな換気
窓を開けて換気 1日2回、5〜10分程度、複数の窓を開けて換気しましょう。対角線上の窓を開けると効果的です。
②除湿機・エアコンの除湿機能を活用
梅雨時期は除湿運転 エアコンの除湿(ドライ)機能や除湿機を活用し、湿度を50〜60%に保ちましょう。
③家具の配置を工夫
壁から離して設置 家具を壁にぴったりつけると、裏側に湿気がこもりカビの原因になります。5〜10cm離して設置しましょう。
④除湿剤・調湿アイテムの活用
クローゼット・下駄箱 除湿剤や炭を置くことで、湿気を吸収できます。
⑤浴室の水滴を拭き取る
入浴後の一手間 浴室の壁・床の水滴をスクイージーで拭き取ることで、カビの発生を抑えられます。
⑥観葉植物の水やりに注意
過剰な水やりは湿気の原因に 室内の観葉植物への水やりは適量を守り、受け皿の水はすぐに捨てましょう。
6. IROHA.IEの高気密高断熱住宅で快適に
IROHA.IEでは、梅雨の湿気にも負けない快適な住まいづくりを標準仕様としています。
IROHA.IEの湿気対策
①高気密高断熱(UA値0.6以下、C値1.0以下) 室内外の温度差による結露を防ぎ、快適な室内環境を保ちます。
②計画換気システム標準装備 24時間換気システムにより、湿気・汚れた空気を効率的に排出します。
③基礎パッキン工法で床下換気 床下全体に空気を循環させ、湿気・シロアリのリスクを軽減します。
④ランドリールームの自由設計 室内干しに対応したランドリールームを、間取りに合わせて自由に設計できます。
湿気対策の無料相談会
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